―どうして雪なのか?
雪は白い。それはすでに詩です。完全に澄みきった詩です。
と若い詩人は言った。しかし彼はまだ知らない。この雪の深さを。かつてその上を、金色の髪をなびかせた西洋の女が足を触れずに渡って行ったことを。まして彼女が、密かな歓喜の絶頂のもと、一直線にその白い世界の懐に入り込んだことなど……
これは、白い雪と、その陰にある白く純粋にあろうと願う心、それらが織りなすバランスの物語である。
5 janvier 2008
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